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サーチャー

2014.04.25

サーチャーという言葉を聞いた。

今、アメリカのビジネススクールの卒業生の間で最も流行りの職種らしい。

仲間と会社を立ち上げ、身内や知人などから資金を集め、有望な中小企業を探し出し、経営権を取得し成長させ売却するという。

金額が小さいのでバイアウトというよりはベンチャーキャピタルの類かと思われるが、そんな職種が一番人気だということに正直驚いた。

アメリカのビジネススクールのトップに位置するハーバードビジネススクールの卒業生の間でも大人気の職種らしいが、サブプライムにリーマンショックなどを経験して、資本主義に対する一定の自浄作用が働いているかと思っていたが(もちろん総いう動きもあるだろうが)、次世代を担うエリート達の間で、資本主義信奉予備軍がしっかり醸成されていることに、ややショックを受けた。

20代30代が運営する小規模なファンドが成功するほどプライベートエクイティの世界は易しいものではないが、どうせお金を使うなら新しい技術・サービスの創造にビジネススクールの経験を活かしてほしいと思う。Fundなんていうのはいつでもできる商売なので。

ジム・ロジャースがアメリカの大学教育はすでに崩壊していると指摘していたことが的を射ているのかもしれないと思うと、少し寂しい気がした。。。