オバマ大統領広島来訪
2016.05.12 Newsやはり歴史的来訪だろう。
現職大統領の広島訪問である。
米国要職関係者の広島訪問は意外に少なく、現職はもとより退任した米国大統領で訪れたのはカーター元大統領だけだという。
もちろん、過去に来訪を望んでいた大統領もいただろう。
ただ、それを認めない風潮が米国には存在する。
1995年に起こったスミソニアン博物館での原爆写真展キャンセルはその象徴だろう。
大統領就任後、プラハで核のない世界を訴え、ノーベル平和賞を受賞。 その後、世界的な緊張の高まりもあり軍縮は進んでいない。
しかし、過去誰も成しえなかった訪問を決断した。
「謝罪はしない」「レガシー目的」など内外に批判的な意見もあるだろう。
政治的背景はどうであれ、バラク・オバマの7年越しの心意気、そしてそれを実現させたケリー国務長官、ケネディ駐日大使たちの努力を素直に称えたい。
成功裏に終わることを願いたい。