新築オフィスビルの稼働率
2018.03.17 市況最新の新築オフィスビルの稼働率を調べてみた。
2016年4月から2019年4月までに竣工する延床1万㎡以上の東京23区内のビルに関して、日経不動産の調査によると全54棟の内、竣工済み33棟は稼働率94%、未竣工の3割超がすでに満室という。全棟の加重平均稼働率では87%だ。
中でも、2018年1月に竣工した住友不動産大崎ガーデンタワー(総オフィス賃貸床面積12万㎡超)が、今回の調査で95%と前回の調査(2017年7月)の54%から大幅に上昇した。また、日本生命浜松町クレアタワーが、前回推定40%から100%となったようだ。堅調なオフィス需要が続いているといえる。
ただ、調査の対象外である既存ビルの稼働率が今後どのように推移していくかが、引き続き新築オフィスビルの稼働率を予測するうえで、重要なポイントになると思われる。
住友不動産大崎ガーデンタワー(住友不動産大崎ガーデンタワーHPより引用)
日本生命浜松町クレアタワー(国土交通省プレスリリ―スより引用)