News
お知らせ/ニュース

アジア不動産市況

2018.04.13

海外投資家は、低金利の現状において比較的高い収益の源泉である不動産に対して、昨年も引き続き強い食欲を示したようだ。

CBREによると、2017年の世界の不動産投資は2.1%増の9,576億ドルとなり、過去10年間で2番目に高かった。アジア太平洋地域への投資は、多くの不動産ファンドがこの地域の経済成長を予想し、賃料上昇とキャピタルゲインの期待感から、19.9%増の1,400億ドルとなった。

Image result for 香港 不動産
特に、香港は中国の投資家とのコンソーシアムへLi Ka-shingの「The Centre」約50億ドルの売却を含む、主要な取引が成立した。JLLによれば、香港での不動産投資は59%増の164億ドルのようだ。

シンガポールは別のホットスポットだ。地元の不動産投資信託、キャピタランド・コマーシャル・トラストは、昨年秋、マリーナ・ベイのアジアスクエア・タワー2オフィスと商業ビルを15億ドルで買収した。日本では、世界最大のソブリンファンドであるノルウェーの政府年金基金と、東急不動産ホールディングスと共同で、東京の首都商業ビルを購入のため海外資金を集めたとのこと。一方、CBREによれば、米州への投資は6.3%減少し、4809億ドルとなっっている模様。