都心オフィス空室率2カ月連続低下、しかし22年下期以降に空室率上昇の可能性
2022.01.13 Newsオフィスビル仲介大手の三鬼商事(東京・中央)が13日発表した、2021年12月の東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)の空室率は6.33%となった。21年11月に比べると0.02ポイント減となり、空室率の低下は2カ月連続である。コロナ前より賃料が割安になり、オフィス環境を改善したい企業の需要が空室率を押し下げている。
【地区別】※21年11月比
千代田区→0.2ポイント低い4.58%
新宿区→0.09ポイント低い6.04%
中央、港、渋谷の3区→空室率微増
平均募集賃料は21年11月に比べ90円(0.44%)下がる結果となり、下落は17カ月連続である。ただ、新築ビルが竣工する22年下期以降は古いビルからの退去が増え、空室率の上昇が再び顕著になる可能性がある。