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2024年 年頭所感

2024.01.04
 2024年の新春を迎え、謹んでお慶び申し上げます。

 昨年はロシアのウクライナへの侵攻戦争の長期化に加え、イスラエルとパレスチナ武装勢力との衝突など、地政学リスクが増加した一方、世界的なインフレが収束の兆しをみせつつも、国内では1ドル150円前後の円安による物価高など、厳しい1年となりました。今年も引き続き台湾有事への備え、日銀による金融政策の見直し、米国大統領の中間選挙など、政治的、経済的にも変化が見込まれる一年となりそうです。

 昨年は賃金上昇が定着するのか懐疑的な部分がありましたが、供給不足による物価上昇から、物・サービス価格の上昇による賃上げへ変容しつつ、デフレからの脱却、経済活動の好循環が到来する期待感があります。まずは実質賃金の継続的な上昇を着実に実現してほしいと願っております。

 他方で今年はマイナス金利の終焉を迎えることになると思います。すでに足元では金利上昇圧力が高まりつつあるようですが、日銀においては約30年ぶりの社会経済活動の上昇機運の芽をさらに成長させるべく、万全な政策判断を期待したいです。

 不動産市場においては、これまでの価格上昇が鈍化する可能性もあります。資金調達コストの上昇が見込まれることから、一定の価格調整が起こる可能性はあるものの、その後は緩やかな上昇基調が続くと見ています。

 当社では、引き続き運用資産の積み上げを目指すとともに、幅広い資金調達の支援等お客様に質の高いソリューションをご提案できるよう邁進する所存です。

 今後とも皆様方のご指導ご鞭撻のほど何卒よろしくお願い申し上げます。